鶴ヶ峰駅前 都市景観

  •   05, 2017 07:26
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神奈川県横浜市旭区の相鉄鶴ヶ峰駅北側には昭和の雰囲気が残っている商店街「鶴ヶ峰商店街」があります。
鶴ヶ峰駅南側は再開発が行われ、現代的な超高層住宅が建ちますが、北側は昭和の雰囲気が残ったままで、相鉄によって地域が二つに分かれていますが踏切によって南北が結ばれています。



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◆参考資料、引用元
『都市のイメージ』ケヴィン・リンチ




◆鶴ヶ峰 都市景観point
・D/Hは1~2ほど、建物高さは低いものの、道路幅が5mほどであるため高密度
・個人商店主流、チェーン店との共存
・線路を境にディストリクトが分かれているが、線路により分断された地域を繋ぐ「パス」としての役割を担う踏切という空間がある
・車優先ではなく歩行者優先の街路(歩車共存)
・道幅が狭い駅前通りと駅に集まる人から成り立つ賑わい
・店舗からは商品が道まで出ている
・再開発が行われても商店街に魅力や生活に必要なものがあり、活気がある



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相鉄鶴ヶ峰駅前の様子です。
建物は2階建て前後の低層建築物が主流で、昔ながらの商店が建ち並びます。
個人商店もありますが、奥にはキャンドゥなどのチェーン店も見受けられます。
道路幅と建物高さの比率であるD/Hは1~2ほどで建物高さは低いものの、道路幅が5mほどと狭いために高密度な街並みとなっています。
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現在は相鉄本線が地上を走っているため、鶴ヶ峰商店街南端には踏切があります。
ケヴィン・リンチの提唱した都市のイメージに基づいてこの踏切を見てみます。
線路を境にディストリクト(均一性のある地域)が分かれており、線路北側は昭和の雰囲気が残る商店街、南側は再開発された超高層住宅が建ち、新興住宅も建ち並ぶ地域となっています。
この踏切という空間は上記のように地域を分断する役割だけでなく、線路により分断された地域を繋ぐ「パス」としての役割も担います。
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相鉄本線鶴ヶ峰駅です。
郊外住宅地の駅で快速と各停しか停車しませんが、一日平均乗降客数57,366人となっており、この地域の拠点となっています。
首都圏の鉄道利用比率は約60%ほどとなっているため、鉄道駅利用者が多く、駅も利用者増大に合わせて巨大化していきます。
駅はこのような大きなものですが、周囲は低層建築物が密集しています。
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鶴ヶ峰商店街の街路です。
一部はインターロッキングブロックによって舗装されています。
店舗からは商品が道まで出ており、活気を感じます。
車優先の街路ではなく、歩行者のための街路である点が注目ですね。
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敷材を見てみます。
街路部分はインターロッキングブロックが敷き詰められており、街路と敷地の境目には雨水溝が設置され、敷地内はタイル張りされています。
アスファルト舗装や土の見える空間はこの写真の範囲には見受けられません。
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歩行者中心の通りから一歩外へ出ると2車線の道路が整備された通りがあります。
こちらは道路幅が少し広めの代わりに建物高さが高めで、D/Hは1前後でした。
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古くから栄えている鶴ヶ峰駅前の商業地と再開発されたクリオレジダンスタワー横濱鶴ヶ峰(29階建て、高さ108.5m)。
再開発が行われても商店街には生活に必要なものが売っており、人が集まるため賑わいは失われていませんでした。
新しいものと古いものの共存する都市でした。
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整理番号 まちづくり・都市景観 No.12 鶴ヶ峰駅前 都市景観
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