愛知県名古屋市、名古屋駅前のミッドランドスクエアとモード学園スパイラルタワーズとの間の名駅通に面した街区に三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビルがありましたが、菱信ビルを除く三井ビル北館、白川第三ビルはすでに解体工事を終え、コインパーキング、暫定商業施設として運営されています。
現在は街区中央に建つ菱信ビルの解体工事が始まり、2016年10月末に街区全体が更地になった後、再開発が行われる計画です。
◆過去の記事
→2015年9月30日投稿 三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビル跡地を一体的に再開発か? 菱信ビル解体工事開始
→2016年3月14日投稿 菱信ビル解体工事
(2016年4月撮影)
東側から見た解体中の菱信ビルの様子です。
菱信ビルのミッドランドスクエア側約半分(248坪)を所有しているむさし企業が単独開発で2階建ての雑居ビルを建設し、テナントには宝石や貴金属、時計、かばん、衣料を専門に扱う「コメ兵」が入居し、売り場面積は1,320㎡で大須本店、東京新宿店に次ぐ規模の店舗となるそうです。
→中日新聞コメ兵、名駅前に大型店 リニアにらみ来年5月オープン
北側から見た解体中の菱信ビルの様子です。
個人的な見解としては確実に超高層ビルとして一体的に再開発されると思っていましたが、2階建ての小規模なビルでした。どこでも普通に建ってそうな雑居ビルですが、どうやら迅速な投資回収が可能なためこういった再開発になったようです。
ミッドランドスクエア展望台から見た解体中の菱信ビルの様子です。
上から見ると誰がどう見ても、道路で囲まれた場所が一体的に再開発されそうなものですが、大人の事情でどうやら厳しいみたいですね。
投資回収して次はどうするのか??と気になりますが、2027年リニア開通ちょうどに大規模な超高層ビルや商業施設をオープンできるように調整を計っているだけなのでしょうか・・・
整理番号B-0394-02
Comments 4
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Re: No title
そうですね。自分も付加価値においてはそれほど重視されていないなかなと感じていました。
最近は仰る通り、豊田をはじめとして市町村の公共団体などが少しずつ工夫を凝らした建築や都市をデザインするようになってきましたが、これからリニア開通で東京と繋がることにより、更に加速すると思います。
ここを開発する某企業も2階建てのままリニア開通を迎えようなんて思っていないと思いますし、むしろ開通と同時であれば話題にも上がると思いますのでそれを狙っているのかもしれません。
おろろn
No title
名古屋東海の企業は堅実に手堅く事業を行いますが、裏を返せば付加価値を付けるのが苦手ともいえます。東京大阪に比べると地味目な傾向の高層ビルの外観や付加価値の少ない名鉄やJR東海の特急(観光列車に至っては皆無)などがその例に当てはまるでしょうか。
ただ最近はトヨタが付加価値に目覚めてきた感じがあるのと、新建築・同住宅特集・住宅等で名古屋近辺の物件が取り上げられている度合いが増えてる感じもする(以前は札幌・仙台・福岡の各都市よりも少ない感じ)ので将来に期待しましょう。
ただこの場所は敢て低層で行くと明確に選択しない限り低層では間違いなく不経済です。現在建っている低層も如何にもバラックな感じなんでリニア開業のころに合わせて本格的な開発を行う可能性は大きいですね。
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Re: No title
たしかに自分もそう思いました。
保守ばかりでなく、もっと挑戦していって欲しいなと…
ただ、企業としては確実に利益が出ることや投資を回収できることが優先となってしまうのでどの様にバランスを取るかは各々異なると思いますが、これには流石に驚きました。
コメダ
No title
地元に厳しい見方をしがちですが、東京大阪ではこうはならなかっただろうなと思いますね。
いかにもケチで冒険をしない名古屋的な企業って感じで呆れて物も言えませんね。